目次
📖 はじめに|静けさの中に、涙がある。
人生って、劇的なことが起こらない日々の連続なのかもしれない。
だけど——
その「何も起きない日」のなかにこそ、本当に大切なことが隠れている。
そんなことを、そっと教えてくれるのが、森下典子さんの『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』です。
🍵 あらすじ(※一部ネタバレあり)
大学生だった著者・森下さんは、母親に勧められて気乗りしないまま茶道教室へ。
黒い着物、静かな所作、正座、掛け軸、濃茶——
何もかもが意味不明で、ただただ「難しそう」「堅苦しい」と感じながら月日は流れていきます。
ところが、通い続けて10年、20年、30年…
いつの間にか、彼女の中に変化が訪れます。
- 季節の移ろいに耳を澄ませるようになる
- 手で器のぬくもりを確かめるようになる
- 雨音の違いに心を留めるようになる
それは、「茶道」が教えてくれたことではなく、“日々”が教えてくれたことでした。
「五感を使って今を味わう」——
そんなあたりまえのことが、
気づかぬうちに、すごく遠くにあったのかもしれない。
🌿 心に残ることば(引用風に)
「雨の日は、雨を聴く日だった。」
「ひとつとして、同じ“今日”はなかった。」
「季節は、自然に“自分”を整えてくれるものだった。」
どれも、読みながら「うまく言えないけど、すごくわかる」そんな余韻を残してくれます。
🌸 読後の変化|“変わらない日”が、愛しくなる
この本を読み終えたあと、何気ない朝にこう思いました。
「あ、今日はいい日かもしれないな」
そう思えるようになったら、もうそれだけで十分なんだと気づきます。
天気が悪くても、体調がいまいちでも、何かに追われていても。
この本は、日々の「見えなかった輝き」に目を向ける力をくれるのです。
📚 こんな人におすすめ
- 忙しくて心が乾いている気がする
- 毎日が同じことの繰り返しでつまらない
- 人生に「静かな意味」を見つけたい
- 季節を味わう暮らしがしてみたい
- そして——静けさの中で涙を流したい人に
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📗 『日日是好日』森下典子 著
☕ 今日のひとこと:「何もない日は、本当は“すごくある”日。」
きっと、あなたの今日も「好日」。
読んでくれて、ありがとう。
この本が、あなたの「毎日」にそっと寄り添ってくれますように。
#日日是好日 #読書習慣 #静かな暮らし #季節を感じる #人生の楽しみ方