👂静かだった世界に、音が戻ってきた日のこと。
こんにちは。ゆるメニです。
2022年、メニエール病と診断されました。
そして2024年、補聴器を両耳に装着。使用しているのはオーティコンの耳穴タイプです。
補聴器をつけたその瞬間、
「音って、こんなにあふれてたんだ」と、正直ショックを受けました。
家電の音、足音、人の声、風の音。
そして…、音楽の“言葉”が聞こえるようになった。
🎧 あの曲の歌詞が、はじめて“届いた”
最近、夜によく聴いているのが、優里さんの「ビリミリオン」。
Spotifyで流していたら、ふと耳に残ったんです。
「100万回だめでも 100万1回目は来るかもしれない」
これまでも曲としては聴いていたけど、ちゃんと“言葉”として入ってきたのは初めて。
補聴器をつけて、音が“くっきり”聞こえるようになってからのことです。
思わず、手が止まりました。
それまで「ただの音」だったものが、
「意味を持った言葉」に変わった瞬間でした。
🧠 「がんばってるのに報われない」って、自分のことだった。
「ビリミリオン」の歌詞には、
何度転んでも立ち上がる人の姿が描かれていて。
夢を追いかけてる人の曲のようで、
でも聴いてると、“今の自分”の気持ちと重なる部分がありました。
メニエール病を発症してから、
体調に合わせて働き方を見直したり、生活を整えたり。
でも、どれだけ気をつけていても、
「なんでまたこうなるの?」って思う日もある。
そんな時にこの歌が流れてきて、
「あと1回、頑張ってみようかな」
って、少しだけ思えた。
📻 音楽が“心のセンサー”になった
補聴器をつけてからというもの、
いろんな“音”に疲れることもあります。
職場での陰口、コンビニでの舌打ち、小さなノイズ。
でもその分、音楽がくれる温度にも敏感になりました。
昔から聴いていた曲も、
まるで初めて聴いたかのように、新しい印象で届く。
優里さんの「ビリミリオン」も、まさにそのひとつです。
音が届くって、感情も届く。
聞こえない間、ずっと通り過ぎていた“誰かの気持ち”が、
今、少しずつ受け取れるようになってきた気がします。
🗣 誰かに届くなら、ビリでもいい。
補聴器をつけることに、
最初は正直、抵抗がありました。
見た目も気になるし、「バレたくない」って思うこともある。
でも今は、音が届くって、悪いことばかりじゃないと思えてきました。
人の声、犬の鳴き声、そして音楽。
どれも、「自分がこの世界にちゃんといる」と思わせてくれるから。
☀️ 今日のひとこと:「言葉が届くと、心が動き出す。」
聞こえなかった世界から、今少しずつ「音」が戻ってきています。
あなたがもし「聴こえ」で悩んでいるなら、
“言葉の温度”が伝わる瞬間を、もう一度感じてほしい。
優里さんの『ビリミリオン』、
ぜひ、静かな夜に聴いてみてください。
きっと、心がすこしあたたかくなります。
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