こんにちは、ゆるメニです。
今回は、「耳鳴り」についてお話ししたいと思います。
✔️ 静かな場所で「キーン…」と高音が鳴っている
✔️ 疲れている時に急にうるさくなる
✔️ 両耳だけど、左右で音の感じ方が違う
そんな方、いませんか?
私はメニエール病を患っており、耳鳴りとも長い付き合いになってきました。特に最近は、睡眠不足やストレス、天気(気圧の変化)によって音が大きくなるのを実感しています。
この記事では、そんな実体験をもとに…
☑ 耳鳴りはなぜ起きるのか?
☑ なぜ体調によって大きくなるのか?
☑ 実際にやってみて効果があった対策とは?
という3つのポイントを中心に、詳しくお伝えしていきます。
静かにしている時間に「耳鳴り」が気になっている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
🔊 耳鳴りは“音”ではない? 〜脳と神経の誤作動〜
まず、耳鳴りというのは「外の音」ではありません。誰かが鳴らしている音でも、機械音でもなく、脳が自ら生み出している音です。
「え?耳の中が悪いんじゃないの?」
──そう思われる方もいるかもしれませんが、これは半分正解、半分間違いです。
▶ 有毛細胞というセンサーの不調が始まり
音を感じる器官は「内耳」にある「有毛細胞(ゆうもうさいぼう)」と呼ばれる場所です。ここはとても繊細で、音の振動をキャッチし、それを電気信号に変えて脳へ送る“センサー”の役割をしています。
しかし、騒音・加齢・ウイルス感染・メニエール病などで、このセンサーがダメージを受けると、脳に送られる音の信号が弱くなる・途切れるようになります。
▶ 脳は「音が足りない」と勘違いする
脳は「音が足りない!」と思い込み、音を補うように“ボリュームを上げる”=感度を上げてしまいます。
すると、実際には何の音も鳴っていないのに、脳が勝手に音を作ってしまうのです。
これが「耳鳴り」。
特に、高音の耳鳴り(「キーン」「ピー」「シー」など)は、高音域の有毛細胞が壊れた時に現れやすいと言われています。

🧠 高音耳鳴りのメカニズムは“脳の音増幅”
音というのは「聞こえない=静か」ではありません。
聞こえない=脳が“探しにいく”状態になるんです。
そして探しにいった結果、ノイズを拾ってしまった…
そのノイズを「音」として錯覚するのが、耳鳴りです。
これは例えるなら:
📺 テレビのアンテナが壊れていて、映像は来ていないのに、画面にはザーザーとノイズが出る。
それと同じ。
私たちの脳は、情報が不足すると補完しようとする働きを持っています。
- 聞こえなくなった高音域を補おうとして
- 脳が「代替の音(ノイズ)」を出してしまう
それが「キーン…」とした高音の耳鳴りの正体です。
🌀 メニエール病と耳鳴りの関係
では、ここで本題。
メニエール病と耳鳴りのつながりについてお話しします。
メニエール病は、「内リンパ水腫」と呼ばれる内耳の水ぶくれ状態が原因で起こる病気です。
▶ 内耳がむくむと、聴力やバランスに影響が出る
むくんでパンパンになった内耳では、有毛細胞が圧迫されます。
結果、以下のような症状が現れます:
- 難聴(特に低音域)
- 耳が詰まった感じ(耳閉感)
- めまい(回転性)
- 耳鳴り(高音または低音)
特に、メニエール病の初期では低音の耳鳴り(「ゴー」「ブーン」など)が多く、
進行していくと高音の「キーン」や「ピー」に変わっていくケースもあります。
私の場合も、最初は「ブー」という重たい低音でしたが、今は高音の「キーン」に変わっています。
💤 なぜ体調が悪いと耳鳴りが強くなるのか?
さて、ここが一番知りたいポイントかもしれません。
「なんで体調が悪いと、耳鳴りがうるさくなるの?」
答えは、以下のような要因が関係しています。
🛌 ① 睡眠不足 → 脳が過敏になる
脳は“休む時間”が少ないと、感覚がどんどん鋭くなります。
これは「生き残るための本能」でもあります。
ところが、耳鳴りに関して言えば、
この“感覚が鋭くなる状態”が逆効果。
耳鳴りの音も「より大きく」「より不快に」聞こえてしまいます。

😣 ② ストレス → 自律神経の乱れ
ストレスが続くと交感神経が優位になり、身体が“戦闘モード”に入ります。
- 血流が悪くなる
- 呼吸が浅くなる
- 筋肉がこわばる
- 脳が緊張状態になる
こういった状態では、耳も過敏になり、耳鳴りが倍増して聞こえるのです。
🌧 ③ 気圧の変化 → 内耳がむくみやすくなる
これはメニエール病ならでは。
低気圧や台風の前は、空気の圧が下がるため、
耳の内側のリンパ液が膨らみやすくなります。
すると、有毛細胞がさらに圧迫されて「音のセンサー」が不調になり、耳鳴りが悪化します。
📓 実際の症状日記より
私が記録している耳鳴りの症状日記の一部をご紹介します。
日付 | 体調 | 耳鳴りの大きさ | コメント |
---|---|---|---|
7月10日 | 寝不足(4時間) | ★★★★★ | 起床直後から大音量。何も手につかず |
7月15日 | 快眠(7時間) | ★★☆☆☆ | 静か。仕事に集中できた |
7月17日 | 雨+寝不足+会議の連続 | ★★★★★ | 頭が割れるほど。午後は横になるしかなかった |
このように、「睡眠」「ストレス」「天気」の3つが重なると、耳鳴りは確実に大きくなります。
🧘♀️ 耳鳴りがうるさいときの私の対処法
ここからは、私が実際に効果を感じたセルフケアをご紹介します。
🌙 ① 音に頼る(音響療法)
「静かにしてると、かえってうるさい…」
──これ、すごくよく分かります。
そんな時は「環境音(ホワイトノイズ)」が助けになります。
おすすめの音:
- 波の音
- 森の音
- 軽めのクラシック
- 扇風機の音や加湿器の音でもOK
▶ ポイントは「耳鳴りを消すのではなく、耳鳴りから意識をそらす」こと。
🛁 ② 寝る前のリラックス習慣
- 夜のお風呂をぬるめ(39℃程度)にして15分以上入る
- 湯船に「無音」でつかる(スマホ禁止)
- 寝室にアロマ(ラベンダーorヒノキ)をセット
- ストレッチ+深呼吸で副交感神経をオン
▶ このルーティンで、翌朝の耳鳴りが全然違います。
🧂 ③ 食事の見直し(塩分・カフェイン)
メニエール病と耳鳴りを両方コントロールするには、
やっぱり「むくみ」を防ぐのが大切です。
私は以下を心がけています:
- 塩分は1日6g以内
- コーヒーは午前だけ(午後以降NG)
- アルコールは週1回、350mlまで
- 水分は1日2.5Lを目標(常温の水が基本)
💊 ④ 薬の見直し(主治医と相談)
耳鳴りがつらい時、「もう薬が効かないのでは?」と不安になりますよね。
でも私は、薬を勝手にやめないことを徹底しています。
▶ 続けることで体調が安定して、耳鳴りも和らぐことが多いんです。
もし効き目が薄れてきたと感じたら、主治医と相談して調整するのが一番の近道。
🧍 ⑤ どうしても辛いときは「横になる」
たとえ仕事中でも、無理に踏ん張らずに「横になる」。
これだけで耳鳴りの響き方が変わります。
横になることで血流が整い、自律神経も落ち着く。
▶ 結果、音が遠のいていく感覚があります。
💬 耳鳴りと「うまく共存する」という考え方
耳鳴りは「完全に消える」ものではないことも多いです。
でも、「つらくて仕方ない」から「まぁ、気にならないかも」に変わることはあります。
その鍵になるのが、
「耳鳴りをゼロにする」のではなく、
「耳鳴りとうまく付き合う」という考え方です。

📝 まとめ:小さな対策の積み重ねが未来を変える
- 耳鳴りは“脳が生み出す音”
- メニエール病では内耳のむくみが関与
- 体調の波(睡眠・ストレス・気圧)に影響されやすい
- 対策は「生活リズム・音・薬・リラックス」で整える
耳鳴りに支配されている日々から、
「耳鳴りはあるけど、私は元気」という毎日へ。
そんなふうに、一歩ずつでも前進できるように。
私自身も、試行錯誤をしながら今も向き合っています。
📌 最後に|あなたの「つらい」を、否定しません
耳鳴りは見えない不調。
だからこそ、誰にもわかってもらえず、孤独になることもあります。
でも、「自分だけじゃない」と思えるだけでも、ちょっと安心しませんか?
この記事が、同じように悩む誰かのヒントになれば嬉しいです。
今日も自分にやさしく、深呼吸して過ごしましょう🌿