こんにちは、ゆるメニです。
今回は読書好きの私が、「あぁ…読んでしまった…」と思わずページを戻して読み返してしまった衝撃作をご紹介します。
その名も、芦沢央さんの『嘘と隣人』。
このタイトル、気になりませんか?
“嘘”と“隣人”――日常に潜む静かな恐怖。
読み終えたあと、いつものご近所さんの挨拶が、ちょっと違って聞こえてしまうかもしれません。

📕『嘘と隣人』ってどんな話?
舞台は、あるマンションで起こる“普通の事件”。
隣の部屋で起きたささいな出来事。通報。自白。証言。
関係者の“ちょっとした嘘”が絡まり合い、物語は驚く方向へ展開していきます。
特徴的なのは、「一人称視点」が章ごとに切り替わる構成。
登場人物たちがそれぞれの“本音”と“建前”を抱えて語る中で、読者だけが真相に近づいていく…そんな構造です。
🌀 なぜこんなに引き込まれるのか?
「嘘をついたのは誰?」
「この人の“やさしさ”は本物?」
読んでいるうちに、誰の言葉も信じられなくなってきます。
でも同時に、「私だったら、どうするだろう」と考えてしまうリアルさがあるんです。
芦沢央さんの作品は、“人の心の綻び”を描くのが本当に上手。
日常の中にある、ちょっとした違和感をじわじわ膨らませていく…それが最高に怖い。
💡 読後に感じた“静かな衝撃”
ミステリーでありながら、派手な事件や暴力シーンはありません。
でも、読後はなぜかザワザワする…。
それはきっと、自分の中にも“あの人たち”と似た感情があるから。
信じたい。でも疑ってしまう。
善意の言葉が、本当に相手のためだったのか、自分を守るためだったのか。
読後に、自分の人間関係さえ見直してしまう一冊です。
📦 読むべき人はこんな人!
- ヒューマンミステリーが好きな方
- ご近所トラブルにモヤモヤしたことがある方
- 「人を信じるって難しい」と感じたことがある方
- 芦沢央さんのファン、または初めて読む人にもおすすめ!
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✍️ 最後に:この“静かな戦慄”を、あなたにも。
日常の中に潜む、ほんの小さな違和感。
それがどれだけ大きな波紋を呼ぶのか――。
『嘘と隣人』は、“信じること”の難しさと、“自分を守るための嘘”を考えさせてくれる作品でした。
もし「最近、読書してないな…」と思っている方にもおすすめです。
サクッと読めて、でもずっと心に残る。そんな一冊です。